起業後の税理士をどうするか、ベストな答えはない
起業後、税理士を誰にするか、かなり悩むと思いますが、正直これに限っては正解がないと思います。
起業して10年、ベストな税理士の方を探して結構色んな方に会いましたが、正直、いい人はいない、と思いました。
すでに終わった過去データを処理するだけの仕事なら、いずれAIにとられます。
しかし過去データから未来予測して、経営に対してアドバイスができる人はいません。というか出来るなら税理士やっていないのかもしれません。
医療ビジネスは、医療法人化しているので、どうしても医療法人の会計にある程度詳しい税理士を選ぶ、ということになってしまいます。
特に私は、愛知県に1店舗目のメンタルクリニックを出店したあと、2店舗目は神奈川県での出店が当初から決まっていました。
これは広域医療法人にしないといけないので、もうそれをやったことがある名古屋にある税理士事務所となると、限られています。
株式会社を作った時は、やれるところまで自分でやってみようと思いまして、会計ソフトを2つ使ってみました。
フリー
マネーフォワード
どちらも同じような機能ですが、私はフリーの方が使いやすかったので、フリーを使いました。
労務機能もついているので、労務もフリーを使いました。
銀行口座さえ紐づけてしまえば、結構自動的に仕分けされていきますし、レシートもスマホで写真とるだけでデータが取り込まれていくので、簡単でした。
ですが、これは私は知らなかったのですが、一ついら立つことが最後に待っていました。
フリーのソフト上で、決算書まで作成できます。
私は一期目の決算書まで自分で作りました。
我ながらよくできたな、なんて思って浮かれていました。
決算書ってどうやって提出するのか、フリーのサイト上からやれたりしたら最高だなと思って調べていたら、な、なんと、、、、
税理士のサインがないと提出できない、ということが判明しました。
フリーのサイト上からも税理士マッチングしてくれますが、正直そんなことは求めていませんでした。
なぜかというと、皆さんご想像のどおり、税理士が決算書のサインをする、というだけで何十万もとられるからです。
しかもやつら足元みているのか、顧問契約していない場合の決算書だけの費用は割高になります、だから顧問契約してください。
とくるわけです。顧問契約一年分+決算費用 と 顧問契約なし+決算費用、がだいたい同じ金額なわけですよ、まあそう来ますよね。
コスト削減のためにシコシコ一年間自分でフリーに入力してきたので、最後にオチがついてしまいました。
意味なくはないですが、これに向けて簿記三級も高校生に混ざって取りに行ってきました。
知識と経験はもちろん無駄ではないですが、コスト削減はできないと判明。
いちおう最終的にはフリーでの入力をこちら側がある程度やってくれたら、顧問料を通常より安くしますよ、という税理士の方を見つけて、いちおう意味なくはなかった、という
結論となりました。
だから今も株式会社の方は、フリーを使っています。
税理士コストを下げるには、現在の日本の法制度だと、私のこのハイブリットスタイルしかないというのが結論です。税理士免許がもっと簡単なら自分で取りたいです。
いけてる税理士がなかなかいない以上、いたとしてもコストめちゃ高いのだと思います。
だからスタートアップしてからスケールするまでは、会計に関してはある程度自分でやると決めた方がいいです。他人に任せてもいいことありません。
フリーは無料プランあるので、まずは一度やってみるのがいいと思います。プライベートの方で練習もありです。
コメント