NMN点滴のメカニズム、効果、改善する症状、アンチエイジングに有効か？について解説します。

NMN点滴のメカニズム、効果、改善する症状、アンチエイジングに有効か？について解説します。

 

こんにちは、Ｗスキンクリニック名古屋、美容皮膚科医の加藤晃司です。

 

今回は、NMN点滴のメカニズム、効果、改善する症状、アンチエイジングに有効か？について解説します。

 

これまでサプリで私自身使っていたのですが、点滴の方がより効果があるだろうと思いまして、メニューに追加しました。

 

そこで、今回はNMN点滴について解説します。

 

 

NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）点滴について、そのメカニズム、効果、改善する症状に関して説明します。

 

①NMN点滴のメカニズム

 

    NAD+の前駆体：

        NMNは、細胞内でエネルギー代謝やDNA修復に重要な役割を果たすNAD+（ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド）の直接的な前駆体です。

        体内でNMNは迅速にNAD+に変換され、細胞の機能をサポートします。

 

    細胞の活性化：

        NAD+の増加は、細胞のエネルギー生成、DNAの修復、ストレスへの耐性などに関わり、細胞の健康と機能を向上させます。

 

    経口摂取との違い：

        点滴によるNMNの投与は、経口摂取よりも迅速に血流に吸収され、体内での利用効率が高まると考えられています。

 

②NMN点滴の効果

 

    エネルギー増加：

        細胞のエネルギー生成が促進されることで、全体的な活力やスタミナの向上が期待されます。

 

    老化の遅延：

        NAD+は老化に関連する多くのプロセスに影響を与えるため、NMN点滴は老化の遅延効果が期待されています。

 

    認知機能の改善：

        脳機能のサポートとして、記憶力や集中力の向上が報告されています。

 

    メタボリック機能の改善：

        体の代謝機能の正常化に寄与し、体重管理や血糖値の調整に効果がある可能性があります。

 

③改善する症状

 

    疲労感やエネルギー不足

    認知機能の低下（記憶力や集中力の問題）

    加齢に伴う皮膚の老化現象

    メタボリックシンドローム関連の症状

    全体的な老化関連の症状

 

 

④NMN点滴はアンチエイジングに有効性を認めるか？

 

NMNのアンチエイジングへの関連

 

    NAD+の増加:

        NMNはNAD+の前駆体であり、NAD+は細胞のエネルギー代謝、DNA修復、ストレス応答などに重要な役割を果たします。

        NAD+のレベルは加齢とともに減少するため、NMNによるNAD+の増加は老化プロセスにおいて重要な意味を持つ可能性があります。

 

    細胞機能の改善:

        NMN点滴によるNAD+の増加は、細胞の健康を保ち、エネルギー代謝を改善すると考えられています。

        これにより、老化に伴う細胞機能の低下を遅らせる効果が期待されます。

 

    老化に関連する症状の改善:

        動物実験では、NMNが老化に関連する一部の症状や健康問題の改善に寄与することが示されています。

 

 

NAD+の増加は、細胞のエネルギー生成、DNAの修復、ストレスへの耐性などに関わり、細胞の健康と機能を向上させる。

 

体内のNAD⁺量は加齢とともに減少します。これは加齢に伴い組織内のNAD⁺の消費量が増加することによるものであるといわ

れています。‹1›‹2›体内のNAD⁺量は10代後半がピークとなり、50代では20代の半分ほどになるといわれています。

 

NAD⁺は細胞膜を通過することができない！！

NAD⁺が体内でとても重要な役割を果たしていることは先のページで説明させていただきました。ここで、なぜNAD⁺を直接投与するのではなく、NMNとして投与すること

が必要なのかというと、『NAD⁺は細胞膜透過性がなく、血中のNAD⁺が細胞内に到達できない』からです。

従って、NAD⁺の前駆体であるNMNを投与し細胞膜を通過させ、細胞内でNAD⁺に変化さることで、細胞内のNAD⁺量を増やすことができます。

 

 

現在、市場には多くのNMNサプリメントや化粧品、点滴が販売されていますが、NMNの成分が入っていなかったり、

生体内に存在しないような物質が含まれていたりと粗悪品も出回っております。

 

当院のNMN点綴は、ミライラボバイオサイエンス株式会社の製造する製品を使用しています。

第三者機関「一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構（IRPA）」による調査で、2種類の独立した純度測定法（LC-UV法、定量NMR法 ）において、ミライラボ社のNMN原料は、いずれの測定法においても、最も高純度（99%以上）であることが証明されています。

 

エクソソームの時もそうでしたが、純度が高く、安全性も評価されている製品を使用することが、最も重要です。

 

今回ＮＭＮ点滴を選択する時も、有効性、安全性のデータがしっかりでている製品を採用させていただきました。

 

 

まとめ

今回は、NMN点滴のメカニズム、効果、改善する症状、アンチエイジングに有効か？について解説しました。

自分が使いたいものを導入したいと思っていますので、今回もしっかりと選定させていただきました。

これで、点滴は、高濃度ビタミンＣ点滴（グルタチオン併用）、エクソソーム点滴、ＮＭＮ点滴、の３つを私はローテーションして投与していきます。

細胞の老化ぼ防止するといっても、老化しきってからでは遅いです。

全力でアンチエイジングしていきましょう。

 

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Ｗスキンクリニック名古屋

理事長　加藤晃司

 

 

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