ビジネスモデルの作り方、アイドルエコノミーに新事業のチャンスはまだある

ビジネスモデルの作り方、アイドルエコノミーに新事業のチャンスはまだある

 

 

アイドルエコノミーという言葉、知っているでしょうか

 

私が通っていたビジネススクール、BBT大学院の学長の大前先生が提唱している概念です。

 

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使われていないものを活用する「アイドルエコノミー」

これまで私は、10年に1回くらいのペースで、経営に関する新たなキーワードを提示してきました。自著『企業参謀』で提示した「3C分析」、その後提示した「Borderless World(国境なき世界)」「Invisible Continent(見えない経済大陸)」に次ぐ新しい概念として、今、私は「アイドルエコノミー」という考え方を提唱しています。

 

Idle」とは、「使用されていない」「遊んでいる」という意味の形容詞です。今、特に先進国では物があふれています。一方で、その操業度が不足している。つまり、物ばかりがたくさんあって、それを使う人がいない状態なのです。

 

インターネットの発達によって今、「使われていないもの」を簡単に見つけることができるようになっています。インターネットで、“空いているもの”と“それを必要とする人”をつなぐことで、それまで無駄になっていたものに新たな価値が生まれるのです。需要と供給を特別な価格で結びつけ、アービトラージ(サヤ取り売買)で利益を得る経営戦略、それが「アイドルエコノミー」です。

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このようなものです。

 

つまり、空いている、使われていないもの、人を利用して、利益を得るビジネスモデルです。

 

具体的に現在展開されているビジネスとしては、

 

軒下パーキング  空いている自宅の軒下を時間貸しするのをマッチングする

https://parking.nokisaki.com/

 

エアビー(Airb&b)  自宅を貸しだすのをマッチングする

https://www.airbnb.jp/

 

ココナラ  色んなスキルをもった人をマッチングする。これは私も頻繁に利用しているサービスです。
ココナラ

 

 

税理士ドットコム  税理士をマッチングする。税理士に質問できる。
税理士ドットコム

 

 

ラクスル  空いている印刷機械を利用するサービス。これも自分がよく使っています。

https://raksul.com/

 

 

これは1例を上げましたが、多くの空いている人、もの、家、などあらゆる空きを利用したビジネスが展開されています。

 

私はビジネススクールの卒業試験が、ビジネスプランの作成でしたので、在学中に起業してアイドルエコノミーを利用したビジネスモデルを作りました。

 

こちらがその時に作ったサイトです。

アットドクター

https://at-doctor.com/

 

 

もろ弁護士ドットコム、税理士ドットコムのパクリですw

 

私は児童精神科というニッチな分野が専門だったので、実際の外来を初診でいこうとすると半年待ちになる診療科でした。

それに都心部にしか児童精神科医がいないとう現状でしたので、それを解決するために、遠隔地の人や、急ぎの相談がある人がオンラインで児童精神科医師に質問ができるサイトを作りました。

医師も自分の空いている時間に返答をする、専門医の空き時間を利用した、アイドルエコノミーを展開しました。

その後、心理士とかも追加できるようにしていきました。

といっても、もともと児童精神科の専門家が少ないので、サイトの登録医師も少ないですが、今も細々と活動しています。

 

そして次に私が考えたのが、スポーツカーシェアリングでした。

私がスポーツカー好きで、何台か持っていたのですが、基本的にはほとんど乗っておらず放置されている時間が長い状態でした。

 

当時タイムズとかが、タイムズカーというカーシェアリングをスタートさせていました。

自分もなんどか旅行先とか仕事先で利用しましたが、小型の車が多く、乗りたい車はありませんでした。

そこで、スポーツカーのシェアリングやったら流行るんじゃないかと思って、スタートしました。

結果としては、結構利用してもらえて、最大で8台くらいのスポーツカーをシェアリングに出していました。

ニーズはありましたが、私と株式会社の社長の二人で回していたので、本業もありますし、ちょっと手がまわらなくなりました。

あと、細かい傷とかができて戻ってきた時のやり取りとか、大変でした。また自動車事業が本業ではないため、修理も外注しないといけないのでコストもかかります。

人を雇ってでもサービスを継続するか、撤退するか判断する時期にきていまして、結論としては撤退しました。

コロナがあけそうな時期で、半導体不足とかもあり、中古車の値段が高騰していたからです。

正直買った値段よりも、高く売れる車が多かったので、エグジットして利益を確定しました。

ビジネスとしては終了しましたが、スポーツカーシェアリングは可能性を感じました。

当時車を買ったり売ったりするのに古物商の免許をとったので、今は車の売買、長期レンタカー事業を少々やる程度です。

でも車は好きだったので、車関係の人脈ができて、今もそれは生きています。

 

こう考えると、空いている何かを利用したサービス、たくさん思いつくのではないでしょうか。

 

タクシードライバーの空いている時間に、荷物を運ばせる、とかもやればいいのにとか思います。

 

コロナあけてインバウンドが復活してきています。

日本はホテル足りていないので、エアビーのようなサービスは伸びるはずです。

インバウンドに向けたアイドルエコノミーもありそうですよね。

 

アイドルエコノミーについてさらに勉強したい方は、提唱者である大前先生が本を出しているのでぜひ。私ももちろん持っています。
大前研一 アイドルエコノミーで稼げ! ―“空き資源”は宝の山

 

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