精神医学における0→1のイノベーターは誰かと言われれば

精神医学における0→1のイノベーターは誰かと言われれば

 

 

精神科医療でのイノベーターは誰なのか、色んな意見あると思いますが、私の中ではジークムント・フロイト一択、精神分析を最初に作った人です。

 

 

 

精神分析という0から1を作るってほんとにすごいと思います。患者を長椅子とかに座らせるのですが、治療者とは目が合わないようなポジションになっているのとかも、フロイトさんが試行錯誤するなからで、これが一番いいよね、決めているわけです。あとの人はそういうもんだと思ってやりますが、最初に作った人はよく分からないけど、これが一番いい感じ、くらいで決めているはずです。結構いい加減なところもある人なので、巨匠はやはり枠にはまらないよな、と思います。

 

 

 

あと彼の論文ででてくる単語がカッコいいんですよ。もちろんドイツ語、英語で書いているのを日本語に訳されているので、その日本語を選んだ人もすばらしいです。

 

 

 

自由連想、超自我、転移・逆転移、リビドー、エディプスコンプレックス、自己愛、平等に漂う注意、防衛、などなど。精神分析の用語や、思考体系、考え方は、日本のアニメとか漫画に結構使われているので、そのあたりも興味深い。その都度、漫画家の人ってこんなことまで勉強しているんだなと、感心しています。

 

 

 

私は自分が所属した出身大学の東海大学医学部の精神科教室に精神分析の文化がぎりぎり残っている時代だったので、運よく渡辺俊之先生という精神分析家に指導してもらうことができて、あまり意味も分からずスーパービジョンというのを受けていました。精神分析のトレーニングと知識は今もめちゃ役にたっています。たまに勉強しなおさないと余裕で忘れますけどね。

 

 

 

フロイトさんの本は、結構訳されてでているので、読み物としても面白いので、おすすめです。

 

夢分析とか、結構好きでした。
夢判断 フロイト
 

 

 

フロイトの話とかを久しぶりに後輩としていたら、たまには読み返さないとなという気になります。名作は何度読んでも、読むときの自分も変わっていっているので、その見え方も変わっていきます。やはりアウトプット、インプット、どちらも必要です。忙しさの中で、忘れないようにしないといけません。

 

いい精神科医は、クライアントのミラーになれるというか、その人の自問自答を促進させてくれます。私も自分の指導者たちにそういう感覚を持っていたのを今でも覚えています。でも最近は優れた精神科医、心理士のみがそれをできるわけではなく、人として精錬されているというか、精神のレベルがある一定値を超えた人にも、そういう感覚を感じます。学問や技術として獲得していなくても、おそらくそういう優れた人たちは自力で身につけているのだと思うと、やはり突き抜けている人たちはすげーなと思います。

 

 

 

色んな分野で年齢問わず突き抜けた人たちに会うと、自分はどこまで高みにいけるのか、すげー不安になります。

 

実際まだまだなのは間違いないですが、でもそのまだまだ全然足りないという感覚が自分からいつまでも消えないでいてほしいとは思います。

 

 

医療法人永朋会

https://wako-psy-clinic.com/

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