文章を書くことも、コミュニケーション力をあがるトレーニングになる

文章を書くことも、コミュニケーション力をあがるトレーニングになる

 

後輩の精神科医のトレーニングの一環として、文章を書く、ということをやらせていました。

 

口頭で伝えるのも大事ですが、行間を表現しないといけない日本語での文章を、誰かに伝えることを前提として書くことは、コミュニケーションスキルの底上げにつながります。

 

自分しかみない日記よりも、他人が見ることを前提とした文章の方が、緊張感がでてちょうどいいですし、フィードバックすることができるので改善していくことができます。

 

症例検討とかをやる時も、検討会自体はみんなで集まってディスカッションしたとしても、そのあとに検討会全体のまとめみたいなものを書いてもらって、グループチャットとかにアップしてもらいます。

もしくは最初から検討会自体をオンライン上のみで展開するのも悪くありません。

 

オンラインでのディスカッションだと、適切な表現を、すばやく書く、練習にもなります。

 

日本語は行間を表現することができる、複雑な言語だと思います。

おそらくアスペルガーの方も、英語圏ならば、ロジカルな言語なので、日本語よりもコミュニケーションでの苦労が少ないのではないかと思います。

 

日本語は話し言葉では主語が抜けることもありますし、一つの言葉で複数の意味を持つものが多いので、そのあいまいさが魅力でもあると思いますが、対人豪語性の障害がある方にとっては、難易度の高い言語、となっていると思います。

 

書く、読む、話す、我々が母国語以外の言葉を学ぶとき、この3つか重要となります。

 

日本語のコミュニケーション力をあげるにも、話は日常的におこなっていると思いますが、書く、読む、は、油断するとかける時間が少なくなっていると思います。

 

特に書くは、やっている仕事によっては全然書かない、ということもあるでしょう。

意図的に書く、ことに割く時間を作ると、大人になってからでもコミュニケーションの力、あがると思います。

 

医療法人永朋会 理事長

加藤晃司

 

 

当院ホームページはこちらより

https://wako-psy-clinic.com/

 

医療法人永朋会  和光医院

児童精神科・精神科・心療内科

〒464-0092 愛知県名古屋市千種区茶屋が坂1丁目12番2号

電話 : 052-712-1777

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