投資をはじめて分かったこと、メリット、デメリットについて書きます。
私は最初のクリニックを起業して少したってから、投資をなんとなく始めました。
ホントに何も考えず、投資をやらないよりやった方がいいかな、という程度の感覚でスタートしました。
分からないことばかりで、かなり無意味な失敗を繰り返しましたが、ビジネスも投資も、自分の金をかけないと本気になりませんし、失わないと勉強しません。
投資は１０年以上前からはじめていましたが、本格的にはじめたのはコロナ少し前あたりからなので、３ー４年というところでしょうか。だいぶ勉強しましたし、実際動かすお金が多くなってくると失敗したときの実害もすごいので、ほんとにきつい失敗をするようになってからの方が自分としては伸びてきたような気がしています。
FXはドル円、クロス円、さわっていますが、ヨーロッパはプーチンさんによるウクライナ戦争がはじまってからはリスクが予測できないので、ユーロ、ポンドは触らないようになりました。イギリスはEU離脱してからは、予測できないことが多く、インフレも劇高ですし、リセッションが一番早くきそうな気がするので、ボラが高いのは魅力的なのですが、高すぎてもFXだとリスクありすぎるので、ノーポジにしています。
クロス円では、一つだけ、豪ドルを残しました。資源国なのと、比較的内政も落ち着いている（中国がどうでるかによって違うのですが）のと、自分がオーストラリアという国には興味があるので、勉強もかねて残しています。
投資は突き抜けていくためには必ず必要なものだと思っています。稼いだ金をただためていくだけでは、本当の意味での金持ちにはなれないような気がしています。例えば、日本だけでビジネスをしていて、日本円でのみ銀行に貯金しているとしましょう。日本のみでのビジネスというだけで地政学的なリスクは分散できていません。そして円でのみためているのは、為替リスクを分散できていません。円安が進行したら、資産が目減りしていくからです。かつ特定の銀行に貯金している、というのもその銀行がどういう運用をしているのかなど、盲目的にあずけているなら、やはりリスクを抱えています。
世の中、気が付かないだけで、多くのリスクが発生しています。円でのみ資産をもっているなら、円に対して投資している、という感覚も持っているのと、いないのでは、事故にあう確率が全然違うと思います。どこにどんなリスクがあるのか分からなければ、避けることも、対策することもできません。わからないことを減らすためには、投資は実際に自分がやることで多くのことを教えてくれます。自分で勉強するだけではなく、SNSなどを通じて投資仲間たちから情報を得ることも今はできる時代です。専業の方は、リアルタイムにツイッターとかに投稿してくれるので、自分も同じような気持ちになっているときは、不安や考えを共有できますし、反対意見も見ることができるので、客観的に考えるきっかけを与えてくれます。投資はどうしても負けたくないという気持ちから、自分に都合のいいストーリーを考えてしまい、それを補填するような情報のみ目がいく傾向になりやすいのです。意識していても、そういう感じに自分の気持ち、行動がなっていくので不思議です。やはり実弾となる金がかかっていると、人は冷静な判断力ができなくなるものです。
自分の弱さをめちゃくちゃ見せつけられるので、投資はそういう意味でも面白いと思います。ちゃんと不安や緊張をかかえることができるようになると、メンタル鍛えることができます。逆にやけくそになったり、自暴自棄になってしまう人は、向いていないのだと思います。いいも、悪いも、ある程度プレッシャーをかかった状態をキープできることが投資は重要だと思います。例えばみんなが売っているから、あせって売ってしまうとか、逆に損をしたくなくて損切りできない、とか、は不安や欲望をある程度キープできていないと起こりやすい現象です。大人になってからこんなにプレッシャーを感じることができるなんて、ある意味幸せだなと思いながら、投資はやれると面白いんじゃないかと思っています。
しかし、ほんとにコロナという１００年に一度おこるかおこらないかの大災害をへて、世界は大きく変わりました。この時期に投資というものにかかわっていたり、実業をやらせていただいているのが、ある意味で運があると思っています。既存の常識が通用しないことが多い、ということは新参者でも勝つチャンスがあるということです。
投資と実業、どちらもやった方がいいと私は思っています。起業したい人は、最初は実業メインでいいと思うのですが、途中からは投資も同時にやった方が、考え方とか鍛えられるのではないかと思います。そしてそれがまた実業にいきてくる、ような気がします。
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