ビジネスでは、自分がコントロールできることに、すべての時間、体力、想像力、を使う一択
日本は、円安が一気に進行しましたね。
もう150円に突入しています。
さすがにこれ以上円安になれば、いったんは介入すると思いますが、いつまでそれが持つか、といった感じでしょう。
介入したとしても、日銀が異次元緩和継続している以上、円を市場にバラマキ続けている状態です。
円の価値は薄まり続けています。
政府は正直インフレ止める気ないでしょうね。増税すると選挙で負ける以上、インフレでサイレント増税プランです。インフレは国民全員が等しく食らうので富裕層にとっては正直ありがたい話です。
しかし円でしか実業で稼げない人は、円の価値がまだ保たれているうちに、稼ぎまくって円以外の資産にガンガン変えていかなければ死んでしまいます。
私はなんとか5年は粘っていただきたいと思っているので、日銀さん、財務省さん、それぞれよろしくお願いします。
世界ではデフォルトする国がチラチラでてきています。
例えばアルゼンチン、インフレ100%超えてきているわけで相変わらずインフレやばいですが、いずれ日本もそういう風になるかもなと思って、私は準備を進めています。
ならないと思っているより、この数年でなる可能性があると思っていなければ、そうなった時から焦っても対応は不可能です。
実際、日本のインフレは全然止まっていません。
これでも企業側があいかわらず頑張って価格になるべく転化しないようにしていて、これなんです。
ほんとに少しずつ、少しずつ、物価は上がってくるはずです。
インフレ対策は、円現金を、資産にかえていくしか資産を守ることはできません。
あとは、物価が2-3倍になるなら、2-3倍稼ぐようになるしかないです。
両面作戦でいくべきですから、攻めつつ、守る、これしかないです。
というわけで、円安、中国不動産バブル崩壊、ウクライナ戦争、コロナ、多くのビックイベントがこの5年くらいの間に発生しました。100年単位で区切れば、我々が生きている現在を、同じように体験できた世代はいません。だから過去の例を参考にすることができません。そしてもちろん予測することもできません。しかし全世界のすべての人にとって、同じ条件とも言えます。
「運が悪かった」
ですませることは、ビジネスではできません。みんな同じ条件なので、運は良いも悪いも等しく平等にふりそそいでいるはずです。その中で勝つ人は勝っています。
言い訳にはならないということです。
自分でコントロールできないことにいつまでもとらわれていても意味がないですし、悩んでいるのも、どうなるのか予想するのも時間の無駄です。
自分がコントロールできることに、すべての時間、体力、想像力、を使う一択です。
日本に残されている時間がどれだけあるのか、誰にも分からないわけです。
アルゼンチンみたいなインフレに、ならないのか、5年後になるのか、10年後なのか、分からない。
でもいつなっても、その直前、ぎりぎりまで足掻いて準備しておく、間に合うか間に合わないかは分かりませんが、今すぐやらないと間に合わない確率は毎日上がっていきます。
自分の関わる人たちくらいは守れるくらいの体力を個人でも、組織にもつけたいと思います。
ですので相場は毎日チェックはしていますが、それはコントロール不能領域なのですぐに意識はそらし、泥臭い目の前に転がっている問題をやっつけています。
まだ人生あがっていない我々に残されている時間は、そんなにないかもしれません。
もちろん日本はデフォルトしても、必ず復活してきます。しかしそれまでに少しでも余力をつけないと、混迷期に自身のビジネスがもたないかもしれません。
来月、講演会です。
人前で、話してもいいと思うことがあるうちしか講演会は受けないでしょうから、あと何回やれるのか、想像したりします。
メンタルクリニックを多店舗経営している野村先生に久しぶりにお会いできるのは、普通に楽しみにしています。
戦術、戦略は異なるところもありますが、悩みの本質は起業家は似てきます。同世代、同一地域に、精神科医業を生業とした起業家がいたことは、私にとっては幸運だったと思います。
壁打ちでも問題解決にもっていく自信はありますが、たまにはプロとラリーをして自分の問題点をクリアにし、現在位置を確認したいですよね。
起業すると分かっていただけると思いますが、経営者はほんとに孤独です。自分の組織の中に理解者がいることはきっとないでしょう。
だから経営者同士のネットワークはないよりあった方がいいと思います。ライバルという要素もあると思いますが、自分の関わっている人が全員勝つらい全員が頑張ればいいんです。
無意味な人脈は負債ですが、意味のある人脈はほんとに資産だと思います。
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