投資も実業も、損切り(ロスカット)が非常に重要、退場しないことが最優先
私の中で実業での一番大きな撤退はA&O代官山のクローズでした。投資でいえば損切りということになりますが、振り返ればスタートから2年弱の間にいくつか分岐点はありました。しかし、あらゆる時点で私の判断は遅れていたと思います。途中で投資ボリュームを落としたりすることもできたはずですが、むしろナンピンした感じです。投資ではエントリーの時点で、損切りのラインを決めて入っていますし、そのルールを変えることはありません。それは私個人に情報が集積され、リアルタイムで時間差なく相場に向き合っているからです。そして決定も私一人で行うことができるため、自分の中での決定=ロスカット、と直結しているからです。
しかし実業では必ずしもそうはいかないことが多いと思います。情報は一次情報ではなく、二次情報が多くなります。その事業と自分との関わりの度合いが少なくなればなるほど、二次情報の割合が増えます。そして情報伝達のスピードも人を介すほど遅くなります。伝言自体も介すほど、鮮度は落ち、さらには変に味付けされることもあります。
反省することは死ぬほどあるので、それは少しずつ私の中で検証、消化ののちに昇華させていくことになります。しかしチャレンジしなければ、数年先で同じ失敗をすることになったでしょう。長距離戦での失敗は早い方が良かったと思っています。年をとってからの失敗はやり直しがききにくいからです。
ちょっと話は変わりますが、
キングコングの西野さんがいいこと言ってました。
西野さんの本も読みましたが、かなり実践的ですぐに活用できることが書いてあります。
夢と金 西野亮廣
「現代の商品力=商品(サービス)の力+売り手の人柄」
直接サービスをその場で提供するビジネスモデルであれば、↑はかなり感度の高い計算式だと思います。
商品の力を上げることと同じくらい、サービス提供者自身の人間力が重要だということです。商品やサービスを自分たち唯一無二のものにもっていくことができればいいですが、それは困難なことが多いと思います。時間もかかるでしょう。
サービス提供者側のソフトの部分は、やれていないなら、すぐに改善のためにやれることはあると思います。そしてもともとその会社が求めるものの中で、サービス提供者側にそもそもいけない人、という人も一定数でてくると思います。
私は相手が喜んでくれて、自分もうれしい。相手が元気になってくれて、自分もうれしい。という感覚が乏しい人にサービス業は向いていないと思っています。飲食業とかでもそうですが、調子が悪い人がくる医療現場では、相手のダメージを考えるとさらに相性が悪いと思います。
結局、他者の立場になってものを考えることができないと、人にやさしくはできません。相手が何をもとめているか、何をしたらうれしいのか、を想像することができないからです。
共感する力、他者の心を理解する力、見えないものを見る力、生まれつきの力の差はあると思いますが、このことを言語化、意識下して、バチバチに向き合った人しかこのような力は伸びないような気がします。他人を知るということは、自分も知るということですから、となると凹むこと多くなるから間違いなくつらい作業です。
反省点や今後の方針などはまた少しずつ昇華して、昇華できたら言語化していこうと思います。
とにかく、いろんな意味で2022年は区切りとなったことが多かったです。それをだだの失敗でなくすためには、今からの自分でそれを証明していくしかないので、気合はめちゃ入っています。実業は余程のことがない限り、自分への直接投資の割合が多くなるだとうと思っています。自分の外来時間はさらに伸ばしましたし、しばらくは休まないつもりです。自分と自分のチームをゴリゴリに強くしてやります。ほんとうに長い間、自分と自分のチームへの投資は一番後回しにしていたので、懐かしい感覚です。車だったら、チューニングして、整備して、いいガソリンを入れて、マシーンの性能を最大まで引き出す感覚でしょうか。これまで人生での最高速度を目指します。ビジネス的には自分と自分のチームでどこまでサービスのクオリティーを上げて、どこまで稼げるか、挑戦するってことですね。
金曜日から3日連続飲み会が続きますので、体調やられていますが、筋トレとランニングで超回復しようと思います。
今日も寝起きから走って、筋トレしてからクリニックきました。
ビジネスで自分への挑戦が始まるので、体もバキバキに仕上げようと思っています。
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