量的引き締め(QT)について、そして円がやばくなってきている、ことについて
最近は日本の口先介入が来そうなきますが、いつもあれがあるとちょっと円高いって、そのあと余計に円安になるという無意味な振り子現象がおきているので、逆にポジションいれやすいから好きでした。口先介入で円高いったらところでロングいれると、だいたい小銭は稼げます。もちろん手動クリックなんで、チキン利食いですよ。
そして最近ではそんなこともしなくなってしまいました。
QTの破壊力が未知数なんですよね。アメリカが去年9月に入ってQT2倍に加速するっていいだして、だいぶたっていますが、どうなんでしょうか。私はただの医者なんで、相場の世界でビジネスマンとして世界で勝負したことなんかもちろんないですから、利上げって肌感覚的に分かりやすいんですが、QTってなんか異次元なんですよね。イメージとして、市場にばらまいた金を、回収するって感じですが、回収したら市場の金が少なくなるので、例えばドルであれば数が希少になって、みんながほしいなら、神の見えざる手的にも値段がバカ上がりしてしまいそうな気がします。ですが、どのくらいのスピードで回収すると、どんな感じの手ごたえなのかが、全然ピンとこないので、QTは私にとって分からないだけに怖い単語です。
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ちなみにですが、
量的引き締め(QT)
量的緩和(QE)の解除であり、金融政策正常化の一環。中央銀行が市場から買い入れた金融資産(主に国債)のうち満期が到来した分につき、再投資せず償還させることで、中央銀行のバランスシートを段階的に圧縮すること。米国では2017年10月から2019年7月にかけて実施。
https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/yougo_kensaku/kaisetsu/ja_ri/ja_ri_019.html
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利上げに関しても「市場はすでにおりこみ済んでいる」みたいな発言をよく見かけるんですが、おりこみ過ぎることもあれば、おりこみが足りないこともあれば、実際に利上げされてからしか動かないお金(例えば利上げを確認してからでないと買わないドル建ての金融商品のようなものを買うみたいな)があったりもすると思うので、利上げがされればその前後で上がったり下がったりがあったとしても、長期的には利上げされた紙幣と、利上げされていない紙幣の差がひらいていけば、利上げされている紙幣の方にお金が流れやすいのではないかと思います。
いま世界中でほんの一部の国をのぞいて、多くの国は自国通貨を利上げしていっています。アメリカが利上げしていくので、それについていかないと、自国通貨がドルに変えられていってしまうから、当然のような気がします。そしてバラまきまくったお金の回収、QT、これが同時におこっているのです。なんかやっぱり世間的に利上げはニュースになりますが、QTはひっそりなのが面白いなと思います。破壊力がQTの方がもしあるのだとしたら、これって怖いことですよね。
そして我がいとしい日本は、まだまだ異次元の緩和を続けて、金をすりまくって、ばらまきまくっています。岸田さんは、なんか最近海外にいっては金を配っているんですよね。困っている国を助けるのはいいことなんですが、我々ってそんな余裕あったけ、とは思います。
どんだけ金配るんだよ、と突っ込みたくなります。財源は税金なので、国民は自分の足を自分で食っているだけなんですが、それでいいのでしょうか。さらに突っ込むと、円の価値が落ちてインフレになる、そうなると国の借金も目減りしていくわけです。物価上昇って国民全員が等しく食らっているわけです、金持ちもそうでない人も同じように。消費税みたいなイメージでしょうか。消費税あがるのも、円安&インフレ、も国からみたら同じなんで、増税すると選挙まけるから、円安&インフレならサイレント増税だから、気が付かないならほかっておこう、と思っている政治家の方がいるならひどいです。政治家も一部の頭言い方が分かっているだけなのかもしれませんが、日銀は間違いなく分かってやっていますから、怖いです。
どこまで円安はいくのか、上下繰り返しながらも、最悪のシナリオはいくところまでいってしまうというやつですよね。海外からの円への信用がくずれたら、デフォルトになる可能性あります。円の価値が失墜したら、円をたくさん出しても物が買えなくなるかもしれません。そうでないとしても、149円とかでとまるってことはないでしょう。いずれ円の価値(日本の紙幣の価値)がもどってくるとは思いますが、それがどれくらい先なのかによって、戦略は異なってくるはずです。
私は去年の円安の動きをみて、もう2023年とか2024年はじめくらいには、円がとんでもなく円安になっているか、と思っていましたが、私が思っていたよりも円は粘っています。日本だけ金配りまくりの0金利で、他の主要国が利上げ+QTで、これほど政策が異なるのに、円安はふらふらしながら、少しずつ円安にしかならないんだなというのが正直な感想です。為替って難しい。私には理解できないすげー複雑な要素がからみまくっているでしょう。
これにあがなうには、絶対的な力、絶対値、|x| を高めるしかありません。それは個人であっても、組織であってもです。絶対値さえ高めていけば、それを値段をつけたとき、円安だろうが円高だろうが、関係ありません。円安であれば、高い値段が付くだけです。身近なところでは、やはり個の力を高めるしかないでしょう。Keisuke Hondaの発言をよく思い出します。それが最大のインフレに対する防衛になるはずです。あとはドル買って、ガチホが分かりやすいでしょう。
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