今回は、メディカルダイエットの内服の種類、ぞれぞれの効果、効果的な組み合わせ、について解説します。
名古屋は１２月になり、かなり寒くなってきました。
そしてコロナがあけ、忘年会も復活し、いろんな会に参加させていただき楽しいのですが、カロリーがやばいです。
せっかくダイエット内服で目標体重まで落ちて維持期に入っていたのに、また太りました。
自分のためにも、当院に新しくダイエット薬を追加しました。
ボグリボースとメトホルミンです。
というわけで、新しい仲間も加わりましたので、あらためてダイエット内服について解説します。
まずメディカルダイエットの大まかな種類としては、
- 処方薬による治療：
食欲抑制薬：食欲を抑えることで、カロリー摂取を制限します。ビクトーザ、リベルサス、サノレックス
脂肪吸収阻害薬：腸での脂肪の吸収を阻害し、体重を減少させます。ゼチーア、ゼニカル。
糖吸収阻害薬：アカルボース、ボグリボース
糖新生抑制：メトホルミン
糖排出促進薬：スーグラ、カナグル
漢方：防風通聖散
以下にそれぞれの薬について解説します。
- スーグラ
効果： スーグラはSGLT2阻害薬として知られ、腎臓での糖の再吸収を阻害し、尿中に糖を排泄させることで血糖値を下げます
- カナグル
効果： カナグルもSGLT2阻害薬の一つで、スーグラと同様に、血糖値を下げるために使用されます。
- アカルボース
効果： アカルボースはα-グルコシダーゼ阻害薬として知られ、小腸での糖の吸収を遅らせることで血糖値の上昇を抑えます。
- リベルサス、ビクトーザ
効果： 脳の食欲中枢に作用し、食欲を抑えます。これにより、食事の量が減少し、体重減少の効果が見られます。胃の空腹時の動きを遅らせることで、食物の消化吸収が遅れ、血糖値の急激な上昇を防ぎます。
- サノレックス
効果： サノレックスは食欲抑制薬で、中枢神経系に作用し、食欲を抑えます。
- ゼチーア
効果： ゼチーアはコレステロール吸収阻害薬で、小腸でのダイエタリーコレステロールの吸収を阻害し、血中コレステロール値を下げます。
- ゼニカル
効果： ゼニカルは脂肪の吸収を阻害する薬で、腸内での脂肪の吸収を低減し、減量を助けます。
- 防風通聖散
効果： 防風通聖散は漢方薬の一つで、脂肪代謝を促進し、また体内の余分な水分を排出することで体重減少に効果を発揮します。
- ボグリボース：α-グルコシダーゼという酵素の活動を阻害することで炭水化物の消化吸収が遅れます。また食欲抑制効果もあります。
10．メトホルミン：メトホルミンは肝臓での糖新生（新たに糖を生成する過程）を抑制することにより、血糖値の上昇を緩やかにします。また体のインスリン感受性を高めることで、血糖値の調節を助けます。
基本的には、目標体重まで体重を下げていくときは、メインに食欲を落とす薬が必要です。GLP-1注射、サノレックス、リベルサスです。
食事量を０にはできないので、ダイエットスピードを上げるには、その他内服を併用します。
私は、正直全部使っていましたｗ
維持期になってからは、サノレックス頓服、スーグラ、ゼチーア、アカルボース、防風通聖散、を使っていましたが、忘年会で太ってきたので、リベルサス再開、メトホルミン追加しています。
ボグリボースもアカルボースと交互に使ったりして、効果を試しています。
Wスキンクリニックのダイエット内服についてはこちら。オンライン診察後、郵送もしています。
https://www.w-clinic-nagoya.com/oral-diet
まとめ
今回は新しくダイエット薬、メトホルミン、ボグリボースが加わったので、全部のダイエット薬をまとめて解説しました。
うまく組み合わせることで、楽にダイエット可能ですし、理想の体重をキープすることができます。
太ると、見た目もさることながら、健康にもよくないですから、アンチエイジングの点滴です。
しかもグルコースは細胞を糖化させて老化を促進してくるので、ほんとにあらゆる手段を使って排除していきたいです。
皆さんも冬の間に理想の体型にして、暖かい季節には自信をもって体を露出できるようにしていきましょう。
Ｗスキンクリニック名古屋
理事長 加藤晃司
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