実業とは、シンプルな1回を何万回も繰り返すこと、難しいことをやろうとするな
起業しようとしている人によく相談を受けますが、みんな色々と難しく考えすぎているなと思います。
絶対に成功する完璧な計画などありませんし、もし完成度の高いビジネスプランがあったとしても、その瞬間にやらないとビジネスモデルは老化していきます。それに取り巻く環境は刻々と変化していますから、それを予測することは不可能です。
だから意味ないことで迷ってないで、今この瞬間にスタートするべきです。そしてビジネスを走らせながら修正していけばいいし、成功してもずっと修正し続けます。
大それた必殺技を使えるのは一部の天才で、100を1回じゃなくて、1を100回やれば、トータル点数同じになります。そういうイメージでやりましょう。
シンプルなこと、誰でも思いつきそうなことを、誰よりもたくさんやればいいです。
さて、最近の私の実業のことをまずはお話します。
実業は、予定どおりです。
A&O代官山の撤退作業は終了。福祉事業所も8月にテナント原状回復工事して、やっと終わりです、まじ長かった。
ビジネスはとにかく個人として勝つことに今はフォーカスしています。組織でも負けが続き、色々と考えることがありました。
自分に投資するのが一番効率がいいし、裏切られません。スケールとの等価交換になりますが、どちらがいいかは、個人個人が決めることだと思います。結局人生において仕事を通じて何を成したいのか、に話はもどるわけです。
この2年くらいで、私は自分の人生における仕事の意味、というものを嫌というほど考えて、今の時点での結論はでています。多くの人を思いっきり巻き込みながら全員に夢を見せて高みにつれていく、のはやろうと思っていません。自分自身をとことん磨き上げて、個の力で全体を引っ張れるところまでいけたらいいなと思っています。つまり他人には賭けない、ということです。自分にすべてを賭ける。
まあ変わっていくかもしれないとは思ってはいますが、先のことは誰にも分からないので今目の前のことに全力を出すだけです。
しかしどの道を選んだとしても、個人として、目の前の敵に1対1で勝てないなら、仲間も集まりませんし、強い仲間を雇っても負ける確率がかなり高いと思います。
生まれながらの天才でない以上、何かの力をつけるには継続力が必要です。結局、かけた時間と力量でライバルと差をつけるしかない、毎日毎日、飽きもせず努力するしかないのです。毎日やり続けるってほんとに重要だと思います。それをやらないと見えてこないものもあるからです。やったことある人と、そうでない人、話し合わないですしね。成功している人は多くはめちゃ努力しています。
私の好きな西野さん、堀江さん、あたりがよく言っていますが、可能であれば一つのことだけでなく、2つ、3つ、違う能力をもっていた方が、掛け算で戦闘力は高くなるかもしれません。ですが最初の一つである程度の実力がなければ×をしても戦闘力はあまり伸びません。だからメインの仕事で、まずは死ぬほど努力するしかないのです。
継続することの修行として、私は仕事以外のことも、飽きもせず継続しています。この10年、筋トレ、ランニング、英語、読書は朝おきて仕事行く前に基本的にはやることにしています。もうルーティンになってしまって、歯磨きと同じくらいの感じでやっています。やっていることにも意味があると思いますが、心の持久力がつく方が大きな意味があるような気がします。
個人として強いタイプの後輩の一人、藤野智哉先生のロングインタビューが雑誌にのりました。
https://www.jprime.jp/articles/-/28500?display=b
彼の新刊、「誰かのため」に生きすぎない、順調に増刊されているようで、さすがですわ。
誰かのために生きすぎない 藤野智哉
私も精神科医になったあとの彼について少しインタビューを受けて答えましたが、こういう時に話すことがでてこないような人とは大人になると付き合いがなくなっていきます。どんな仕事をしていても、絶対的な熱量はありますから、何かで頑張っている人は時間が限られていることを知っていますから、そうじゃない人と会う時間を自然と作らなくなるだろうと思います。
彼も、そう思っていない人たちいるんだろうなと思いますが、かなりgritがあると思います。
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