多汗症の治療について、内服、塗薬、ボトックス、ミラドライ
多汗症の治療は色々とありますが、やはりミラドライが登場してからは、ミラドライがもっとも効果的かなと思います。
それぞれについて解説します。
局所的なアンチパースピラント:
多汗症の最初の治療法として、強力なアンチパースピラント(制汗剤)が使用されます。
アルミニウム塩を含むものが一般的で、汗腺の出口を一時的に塞ぐことで汗の分泌を減少させます。
薬物療法:
抗コリン薬は体全体の発汗を減少させるために使用されることがあります。
これらの薬は、汗の分泌を制御する神経伝達物質に作用します。
ボトックス注射:
ボツリヌス毒素(ボトックス)の注射は、特に腋の下の多汗症治療に有効です。
この治療法は、汗腺を刺激する神経を一時的に麻痺させることで発汗を減少させます。
イオントフォレーシス:
手や足の多汗症にしばしば用いられる方法です。
水に浸した手足に弱い電流を流し、汗腺の機能を一時的に減少させます。
外科手術:
重度の多汗症の場合には、汗腺を取り除く手術や交感神経を切断する手術が行われることがあります。
これらの手術は永続的な解決策を提供しますが、合併症や副作用のリスクがあります。
そしてミラドライ。
ミラドライ(miraDry)は、過剰な腋下発汗(腋窩多汗症)を治療するための非侵襲的な美容医療技術です。この治療はFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を受けており、特に重度の腋下多汗症の患者に対して効果的です。以下にそのメカニズムと効果について詳しく説明します。
ミラドライのメカニズム
マイクロ波技術:
ミラドライはマイクロ波エネルギーを使用して腋下の汗腺に直接作用します。
マイクロ波は特定の深さに到達し、汗腺と臭い腺(アポクリン腺)に熱を発生させます。
汗腺の破壊:
この熱エネルギーにより、汗腺と臭い腺は恒久的に破壊されます。
汗腺は再生しないため、治療の効果は永続的です。
皮膚の保護:
治療中、皮膚表面は冷却されることで保護されます。
これにより、熱による皮膚の損傷を防ぐことができます。
ミラドライの効果
発汗の減少:
患者は通常、一回の治療で顕著な発汗減少を経験します。
多くの場合、発汗は70%以上減少すると報告されています。
恒久的な結果:
汗腺が破壊されるため、効果は恒久的です。
ただし、一部の患者は最適な結果を得るために複数の治療セッションを必要とする場合があります。
副作用:
治療後、一時的な腫れ、痛み、しびれなどの副作用が報告されることがあります。
これらの副作用は通常、数日から数週間で消失します。
生活への影響:
ほとんどの患者は治療の翌日から日常活動に戻ることができます。
ミラドライは、特に他の治療法で効果が得られなかったり、永続的な解決を求める患者にとって有効なオプションです。
ミラドライは上述のように1回の施術でかなり症状が改善されます。
施術時間も1時間前後とそれほどかからず、日常生活にも支障ありません。
ボトックス注射も悪くないですが、効果が半年程度できれてしまうので、定期的な施術が必要となります。
恒久的効果を発揮するミラドライは、やはりよくできていると思います。
暑くなる前、冬のうちに施術を済ませておくのがちょうどいいかなと思います。
脇ボトックスについてはこちら
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ミラドライについてはこちら
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