レーザーによるタトゥー除去のメカニズムについて

レーザーによるタトゥー除去のメカニズムについて

 

 

当院ではレーザーによるタトゥー除去を行っています。

以下にレーザーによるタトゥー除去のプロセスを説明します。

 

 

レーザーによるタトゥー除去は、特定のレーザー光を用いて皮膚に刺青(タトゥー)として入れられたインクを分解し、除去する治療法です。このプロセスは通常、数回のセッションを必要とし、治療の回数はタトゥーの大きさ、色、位置、インクの種類などに依存します。

 

レーザーによるタトゥー除去のプロセス:

選択的光熱効果:

タトゥーに使用された特定のインクは、特定の波長のレーザー光を吸収します。レーザーは、これらのインク粒子を高温にし、周囲の組織には最小限の影響を与えます。

 

インクの分解:

レーザーによる照射によって、インク粒子は小さな片に分解されます。

 

体内での排出:

分解されたインク粒子は、体の免疫システムによって捕捉され、リンパ系を通じて体外へ排出されます。

 

タイプのレーザー:

Qスイッチレーザー:

タトゥー除去に最も一般的に使用されるレーザーです。高エネルギーを短時間に発生させ、インク粒子を効果的に分解します。

 

ピコ秒レーザー:

より短いパルス幅を持つため、インク粒子を更に効果的かつ迅速に分解することができます。これにより、治療回数が減少する可能性があります。

 

注意点:

完全な除去には複数回のセッションが必要で、各セッションの間には回復期間が必要です。

レーザーによるタトゥー除去は、一部の人々にとっては痛みを伴う可能性があります。

タトゥーの色やインクの種類によっては、除去が困難であるか、完全な除去が不可能である可能性があります。

 

 

とういうわけで、Qスイッチレーザー、もしくはピコレーザーが適しているレーザーです。

当院で使用している、レーザーは以下の2種類です。

 

Qスイッチレーザー:当院ではアレックスを採用しています。

Qスイッチレーザーは、あざ(青あざ・茶あざ)、しみ、そばかす、刺青などの青~茶色の色素を壊す医療用レーザーです。

最新型Qスイッチアレキサンドライトレーザー「アレックスツー」は、過剰なメラニン色素にのみ選択的に作用します。また、レーザー光の照射時間が50ナノ秒という非常に短い時間のため、周辺の正常な皮膚組織にはほとんどダメージを与えず、安全に治療することが可能です。

 

ピコレーザー:Wスキンクリニック名古屋ではピコウェイを採用しています。

https://www.w-clinic-nagoya.com/tattoo-removal

PicoWay(ピコウェイ)

PicoWay(ピコウェイ)は、ナノ秒よりもさらに短い数百ピコ秒(30億分の1秒)という極めて短いパルス発振により得られる高いピークパワーを有する医療用レーザー装置です。従来の光熱作用が少なく、光音響効果が優位になることにより、標的となる色素粒子をより細かく破砕します。そのため、周辺組織へのダメージを最小限に抑えた治療が可能です。

 

 

タトゥー除去は、使っている色の種類や、色が入っている皮膚の層によっては除去するのに回数が多くかかる場合があります。

ですが粘り強く治療を続けていけば、除去していくことができることが多いですから、ご検討ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次